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「TNFD開示の広まり:世界と日本の最新状況と今後の展開」を開催(5/22)
2025.7.8
TNFD日本協議会共同招集者
5月22日、環境省、TNFD事務局、TNFD日本協議会共同招集者の共催により、「TNFD開示の広まり:世界と日本の最新状況と今後の展開」と題したイベントをハイブリッド開催しました。事業会社や金融機関を中心に1,000名超が参加しました。
当日は、TNFDタスクフォースメンバーの原口真氏より開会挨拶を行った後、TNFD事務局テクニカルディレクターのEmily Mckenzie氏によるTNFD最新動向等に関する基調講演のほか、環境省生物多様性主流化室長の永田綾氏によるネイチャーポジティブ実現に向けた最近の取り組み、TNFDマーケットエンゲージメント日本担当の粟野美佳子氏によるTNFDサイトへの日本語アクセスやTNFDへの参画の方法などについて説明がなされました。
TNFD事務局のMckenzie氏は、基調講演のなかで、ビジネスモデルや戦略の策定において、企業価値向上に向けたリスクやオポチュニティー等を考えるうえでのLEAPアプローチの有用性、今後の実践フェーズに向けたパイロットテストなど、TNFD開示の実践に関する最新動向を説明されました。
その後、東急不動産ホールディングスグループサステナビリティ推進部統括部長の古賀喜郎氏、滋賀銀行総合企画部サステナブル戦略室サステナブル推進グループ長宇佐見剛氏よりTNFD開示の取り組みを紹介いただきました。
その後行われたパネルディスカッションは、TNFDタスクフォースメンバーである原口真氏と秀島弘高氏の両名を交えて、ネイチャーポジティブ経営の推進や企業価値の向上を見据えて、TNFD開示を今後どう活用していくかを中心に活発に議論が行われました。Mckenzie氏は、総括発言として、日本のネイチャーポジティブ経営やTNFD開示への取り組みに大きな期待を示しました。
当日の模様を収録した録画は、環境省ウェブサイトにて公開されております。
TNFD事務局のMckenzie氏による基調講演
パネルディスカッションの様子
(左から、粟野氏、原口氏、秀島氏、Mckenzie氏、古賀氏、宇佐見氏)
当協議会の酒向事務局長による閉会挨拶