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国内支援プロジェクト「陸奥湾のホタテを高温から守る植樹活動」視察(青森県・平内町)
2022.10.1
経団連自然保護協議会
経団連自然保護協議会は、9月30日(金)~10月1日(土)、経団連自然保護基金が支援してきた「陸奥湾のホタテを高温から守る植樹活動」を視察しました。同植樹活動は、NPO法人「白神山地を守る会」が行うものです。併せて、世界自然遺産に登録されている白神山地を訪問しました。西澤会長、饗場企画部会長をはじめ16名が参加しました。
「陸奥湾のホタテを高温から守る植樹活動」は、陸奥湾に注ぐ川の上流の森に広葉樹を植樹することにより、栄養分豊富な水を陸奥湾に注ぐようにし、地域の基幹産業たる養殖ホタテを守る取り組みです。2010年夏、猛暑によって陸奥湾の海水温が過去最高となり、養殖ホタテが大量死したことが契機となっています。活動は10年を超え、海や森林の関係者だけでなく、小学生から大学生を含む幅広い青森市民が参加しています。
今回の訪問では、平内町にて、ブナ、ミズナラなどの苗木30本の植樹を行うとともに、平内町船橋茂久町長、平内町漁協佐々木悟参事から町の概要や漁協の現状を伺いました。
また、翌日は、日本で最初に世界遺産(自然)に登録された白神山地を訪問しました。白神山地は、東アジア最大のブナの原生林を有しています。ビジターセンターで白神山地の自然について説明を受けた後、ブナ林を散策しました。環境省東北地方環境事務所田村省二所長、林野庁東北森林管理局宮澤俊輔局長、NPO法人白神山地を守る会永井雄人代表理事から、それぞれの活動についてご説明を受けるとともに、質疑応答・意見交換を行いました。