2023年度シンポジウム等を開催しました－2030生物多様性枠組実現日本会議(Ｊ－ＧＢＦ)との共催－

2023.12.8

経団連自然保護協議会

シンポジウム、企業とＮＧＯ等との交流会兼生物多様性に関するビジネスマッチングを、2023年12月５日に経団連会館で開催しました。2022年12月に「昆明・モントリオール生物多様性枠組（ＧＢＦ）」が採択されてから約１年が経ち、経団連自然保護協議会が本年６月に公表した「2030年ネイチャーポジティブに向けたアクションプラン」も踏まえながら、ネイチャーポジティブ経営の普及を目指して実施したものです。本シンポジウム等は、昨年度に引き続き、環境省が事務局を務める2030生物多様性枠組実現日本会議(Ｊ－ＧＢＦ)との共催で開催しました。

シンポジウムでは、東京都市大学の涌井特別教授から基調講演をいただくとともに、ＫＤＤＩの最勝寺ＣＦＯ、三井住友フィナンシャルグループの島シニア・サステナビリティ・エキスパートを交え、東北大学大学院の藤田香教授をモデレーターにパネルディスカッションを行いました。また、J-GBFを支援する積水樹脂の馬場社長から、同グループの生物多様性保全に関する取組みについて説明がありました。当協議会からは、アクションプランを踏まえたこれまでの活動報告を紹介するとともに、経団連生物多様性宣言・行動指針の改定を発表しました。企業やＮＧＯ等から200名を超える来場者で盛況となりました。

シンポジウム終了後に開催した企業とＮＧＯ等との交流会兼ビジネスマッチングにおいては、生物多様性に関するＮＧＯ、スタートアップ企業の計32者がブースを出展し、それぞれの活動内容に関する説明(ピッチ)に続いて、来場者とのネットワーキングを行いました。新規も含め、出展したNGO・企業数は昨年度を上回り、各地域での活動や、最先端の技術が紹介され、約150名が参加して活発な交流が行われました。

当協議会は引き続き、様々なステークホルダーとの連携を進めながら、企業のネイチャーポジティブ経営に役立つ活動を行ってまいります。

シンポジウム：プログラム