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IUCNソーシャルトランスフォーメーションセンター長との意見交換会

2024.3.27

経団連自然保護協議会

経団連自然保護協議会では、3月25日、IUCN(International Union for Conservation of Nature、国際自然保護連合)のRadhika Murti(ラディカ・ムルティ)ソーシャルトランスフォーメーションセンターセンター長の来日機会を捉え、同氏との意見交換会を実施しました。ラディカ氏は、森林科学、地域社会における気候変動への適応、NbS (Nature-based Solutions: 自然に根ざした社会課題の解決策)等で豊富な経験を有し、防災・減災分野において日本経済界とも交流を続けてきた有識者です。

 当日は、NbSの進展や、都市部における環境や人々の生活に適した自然の保全・再興の在り方、先住民等の権利を尊重したIUCNの取り組みなどについて、ラディカ氏から説明いただきました。質疑応答・フリーディスカッションの時間には、IUCNが提供する支援ツールの情報開示への活用、国際目標への貢献の観点から都市部で取り組みを行う意義、防災・減災など社会課題の解決に向けたソリューション提供での経済界との連携等について、活発な議論が行われました。

 

会合の様子:ラディカ氏(左から3番目)、IUCNリエゾンオフィス・コーディネーター兼大正大学総合学修支援機構教授 古田尚也様(左から2番目)

 

【参考】IUCNについて

1948年に設立された、国際的な自然保護に関する世界最大の連合体。本部はスイスのグラン。代表的な活動として、絶滅のおそれのある生物リスト(いわゆるレッドリスト)の策定等がある。経団連自然保護協議会は96年に経済団体として世界で初めて会員となった。

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