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有識者を招いてのネイチャーポジティブ経営推進のための懇談会~シリーズ第2回(6/11)~
2024.6.13
経団連自然保護協議会
経団連自然保護協議会では、会員各社がネイチャーポジティブ経営を推進するうえで、参考となるアカデミックな知見のご提供やアカデミアとの相互理解の促進を目的に、京都大学農学研究科教授の栗山 浩一(くりやま こういち)様ご協力のもと、「有識者を招いてのネイチャーポジティブ経営推進のための懇談会」を4回シリーズで企画しております。今回はその第2回を、6月11日にオンラインウェビナーにて開催しました。
第2回では「生物多様性の価値についての定量評価、自然の保全・再興の取組による経済効果測定」をテーマに、栗山教授のご挨拶の後、早稲田大学理工学術院教授の伊坪 徳宏(いつぼ のりひろ)様にご登壇いただき、ライフサイクルアセスメントに関する国内外の動向、LCAにおける生物多様性の影響評価、自然保全による効果分析例等について講義いただきました。フリーディスカッションの場では、「製造業と比較すると、環境への負荷が比較的軽微な企業において、生物多様性の影響評価手法の採用を推奨する点について」や、「LIME3(世界を対象にした環境影響評価手法)を使用する上でのイメージについて、例えば、TNFDで推奨されているENCOREの代わりとして使用できるのか、1つの事業を調べるためにどの程度の情報、工数が必要か」等の意見、質問が出されました。