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CBD事務局長が経団連自然保護協議会会長を表敬訪問

経団連自然保護協議会の西澤会長は、８月26日、訪日中のCBD（Convention on Biological Diversity、生物多様性条約）のAstrid Schomaker（アストリッド・ショーメーカー）事務局長による表敬訪問を受けました。ショーメーカー事務局長は、欧州委員会のグリーン外交・多国間主義担当部長をはじめ環境総局の要職を歴任された後、本年７月にCBD事務局長に就任されました。

西澤会長は冒頭の挨拶において、生物多様性に対する日本経済界の意識や行動が着実に高まっていることに触れたうえで、ネイチャーポジティブ推進への更なる機運醸成に向けて日本経済界としての一層の貢献に向けた決意とCBDとの連携強化の意向を表明しました。これを受け、ショーメーカー事務局長からは、日本経済界によるこれまでの貢献への謝意と共に、2022年12月に採択された「昆明・モントリオール生物多様性枠組」への貢献に政府・企業・地域社会等あらゆるステークホルダーが積極的に関与することの重要性や今後は気候変動と生物多様性を車の両輪として取り組んでいく必要性等を強調する発言がありました。

その後、本年10月にコロンビアのカリで開催される「生物多様性条約第16回締約国会議（CBD・COP16）」の主要議題に関する展望や、ネイチャーポジティブの実現に向けた日本経済界に対する期待や要望をめぐり、忌憚のない意見交換を行いました。

ショーメーカー事務局長（右）と西澤会長（左）

面談の様子

出席者一同：ショーメーカー事務局長（中央右）、生物多様性日本基金 中尾プリンシパル・コーディネーション・オフィサー（右）、西澤会長（中央）、長谷川副会長（中央左）、酒向事務局長（左）