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わが社の自然保護・生物多様性保全活動(丸紅株式会社)
2015.6.26
丸紅株式会社(会員企業)
丸紅は、ビジネス、そして社員ボランティアを通じた環境保護を推進しています。
「丸紅のスタンス」
経済成長は豊かさと利便性をもたらすと同時に、環境破壊や天然資源の濫用などの環境問題を引き起こしている。また、地球温暖化による気温や海面の上昇生態系の変化、豪雨などは私たちの企業活動に大きな影響を及ぼしている。
こうした地球環境が抱える課題の解決は、総合商社が社会に求められ、期待されているものであり、ビジネスチャンスでもあると私たちは考えている。
丸紅は、世界が直面しているエネルギー問題、社会インフラの整備などの課題を、ビジネスを通じて解決していくとともに、ボランティアの推進によって社員の環境意識の醸成にも注力している。
「小水力発電」
ビジネスを通じた環境課題の解決の代表例として、グループ会社である三峰川電力株式会社が推進する小水力発電を紹介する。小水力発電は、ダムのような大規模な工事を伴う施 設を使 用せず、小河川や農業用水などの自然な水流を利用した小規模な水力発電である。河川への水質汚染や水中の生物に及ぼす影響が極めて少ない上、設置により地形や景観を損なわない、運用時のCO2排出がほとんどないといったメリットがある。
三峰川電力では50年以上にわたり、豊富な水資源を生かし、 発電事業を展開してきた。自然エネルギーを活用するため、環境への配慮が不可欠で、廃棄物削減や水質維持、省エネ省資源、 地域環境活動にも積極的に取り組んでいる。丸紅は、これからもクリーンな電力の供給、省エネ活動推進など環境保全に寄 与できる事業活動の向上を目指していく。
「社員参加型のボランティア活動」
●富士山清掃 世界遺産に登録され、ますます注目を集める富士山だが、一方で廃棄物の不法投棄による深刻なゴミ問題を抱えており、行政や市民団体による地道な清掃活動が続けられている。NPO「富士山クラブ」の協力の下、環境整備 活動を通じて富士山の 抱えるゴミ問題、環境問題について考えて いる。
●奥多摩間伐 東京都環境局が主催する「東京グリーンシップ・アクション」の一環で、東京都に残 された 貴 重 な 森林・里山・雑木林などの保全に、都民・企業・行政・NPOと連携して取り組んでいる。NPO「環境学習研究会」による指導の下、本格的な伐採作業を 体験するとともに、間伐材による木工作・ 登山を通じて自然と触れ合う機 会も創出 している。
(寄稿:丸紅株式会社広報部 田中郁也)
KNCFNEWS 68号より転載しました。(事務局)